エモいで終わりじゃダサいしな

一昨日、書き始めた物語が、今度こそ完結しそうで密かに興奮している。だから今夜もこの時間まで眠れなかった。

自分が過ごす現在と向きあって正直な文章を書けば、あとちゃんと人に伝わるように書けば、最後まで書き切れるという確信。私が書こうとしてるのは恥ずかしいほどに自分で、ファンタジーでもないし論文でもない。逃げられない自分から中途半端に逃げようとしないで、いま書きたいことを知ってる言葉でただ書くのだ。文章力や表現力、そんなのないんだけど書きたいことがあるんだから、それを大切に。大事なことだからもう一度言うね、いま、書きたいことを書くんだよ、どこかで繋がるから心配しないで。

あと、先人が残してくれたそれこそすばらしい作品を愛して、受け取ることができれば大丈夫だと思う。なんだか全部、自分の技術じゃ及ばないはるか遠いもののように感じられて打ちのめされていた時より成熟できた気がしてうれしい。私が書くものが何になったって、ならなくたって、良いものは良いのだから。

どうしても意地を張ってしまったり、意地悪になってしまうことはあるよね。だけどクールダウンしないと、自分が本当に書きたいと思ってることは見えてこないよ。今までもそんな時期があったよね。不満や批判だらけのガタガタした文章を書いて、全然違うんだよ、ここは居酒屋じゃないんだよ、と思ったよね。優しくなれとは言わない、距離をとれ。現実のストレスや悲しみや不安から意識的に離れること。そうしているうちに書きたいシーンや言葉が浮かんでくるよ。（でもまだ全然登場人物は動いてくれないし誰のことも愛せてないから、やっぱり不安になってきた・・・・・・・）

「エモい」の一言で終わらせるわけにはいかないんだよ、なんでかわかんないけど。ああ、25歳だよ。もう25歳になっちゃった。結婚したら思い出せないだろうな。表面的には、コミュニティやSNSのアカウントによって発する言葉や表情を変えるのと同じように、もっと深い部分でいくつもの断片になってとっ散らかった自分をとっ散らかったままにしておけるのは、これからあと数年後に否が応でも収束していく気配を感じ取っているから。引退を感じ始めた現役プレイヤー、かつ万年ベンチ。今しか書けないものを見つけちゃった気がして、やっぱり身震いする・・・・・・・・・