2020年はスーパースターと脇役をいったりきたりしてみたい
あけました!おめでとうございます。閏年・2020年のスタートです。
いい年になる予感がすでにたちこめていて、そわそわしています。動き出したいけれど、落ち着いて、いっちょ抱負を語ります。
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なぜわたしはいま何も持っていないのだろうと、後ろを振り返り両手を結んで開き愕然とした瞬間が、これまでたくさんあった。しかしまあ、人の手を取り、導かれる力だけはあるようだ。職場の人はもとより、たった一度きりしか会ったことのない人にさえ、力強い言葉をもらい、そのたび強く立たねば、見据えねばと新たな気持ちになるなど「ラッキー」としか言いようのない記憶が連なっている。持たざる者に人は優しい。
明日はどんな出会いがあるだろうかと、何を見せてもらえるのか。これだから人生はやめられない。どんな顔をしていたって、腹の底では期待していた。
人は一人では生きていけないと思い知らされ、人の温かさ、それぞれのもつ葛藤と成長を眺め勇気づけられたここ数年。
だからといってずっと、ずっと他人様を観察し、頼っているわけにもいかない。そろそろ一人で拵える準備をせねば。肩身の狭い、化け猫の赤ちゃん。世間様はもうこわくありません。
25才のテーマは「一人(ひとり)に戻る」でしょうか。
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日々のスタンスとしては、言葉をたくさん知りたいしやはり正しく使いたい。自分なりの正しさを常に持ち合わせていたいと思う。
今年も「分かりやすさ」に逃げないことを心がけたい。分かりやすさは手段でしかないと常に心得よ。といいつつ、用法・用量を守ってこのスパイスを使うのはもはやこの時代を生きる者としてのマナーなのではないか? ”いざ”というときに「丸腰で迎い撃つなど、なんてこと!」とはならないように。わかりやすい自己紹介は必須。小刀を日々研ぐイメージで準備しておきたい。
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人生のワンシーンを美しく照らす文章を、ほかに替えのきかない言葉で書けますように。スーパースターになる一瞬に怯えず、脇役を喜んで引き受ける。
今年の抱負です。
みなさん、今年もよろしくお願いいたします。