見つけておねがい見つけないで

幸福は証明できない

ブログを始めて3ヶ月経った

隣の芝生が青すぎて、ひたすら眠った。

椎名林檎の『おだいじに』を聴きながら、もしかしたらこのまま何者にもならず生き続ける未来にも思いを馳せた。 

おだいじに

おだいじに

 

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4月、<h2>タグとSEOの呪縛から逃れることができた。伝えることと、表現することは似て非なることを知った。伝わらなくてもいいから書こうと思って、書き始めることができた。いまもそのスタンスは続いている。

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5月、書きたいことを書ききる経験。たぶん消化不良を起こしてしまうと思ってこわくて読めなかった本を、やっと読むことができた。その感想を立ち止まりながらも表現する、かつ、伝わるを両立する文章が書けた。

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他にも、出したくなったことを出すだけの文章をいくつか書いた。

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 『異類婚姻譚』でずっとやりたかった構造把握をして、気づきがたくさんあった。

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6月、りっすんブログコンテントに応募。いつものように勢いだけではなく、ちゃんと段取りしながら書ききった文章。途中、書きながら泣きそうになった。そのまま駆け抜けて、書き終わったときちょっと涼しかった。

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 そして6/10(月)、初めて文学賞に応募する。どんな駄文でも、どんなに「これじゃない表現」の連続でも出す。出すのだ。

 

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3ヶ月以上気持ちを持続させながら目標や夢に向き合ったことがなかった。本当に、薄っぺらい人生を歩んできてしまったせいでいま苦労している。「しんどい」と同じ志を抱く聡明な友人に漏らしたら励ましてくれた。「前に進むことは疲れる、新しい景色をたくさん見ることになるから」と。前に進んでいる実感がなくて、同じところをぐるぐるぐるぐるしているような感覚だったから、そういってもらえたのはびっくりだった。

 

たぶん彼も静かに、静かに、前に進んでいるのだと思った。

 

だから柄にもなく、4月、5月、6月とやってみたこと、うまくいったことを書き出すなどしてしまった。しんどいなどと他人を捕まえて漏らす前に、やっておくべきなのだろう。反省している。こうした自慰行為は、ノートにでも書いて誰にも見られていない場所で済ませるべきなのだろうが、自意識がバグってしまったのかもしれない。本当は自慰行為だなんて蔑まなくてもいいのかもしれない。自分自身に正当な評価を下す練習。25歳を目前にして本気で取り組む必要がありそうだ。

 

骨が折れる。

 

あまり眠っている暇はないのだろうが、やっぱり隣の芝生が青く見えたら眠る以外の方法を思いつかない。